………。

(ほんの一瞬貴女から目を逸らしたが、すぐにまた余裕の笑みを浮かべる喪部。)

ククッ。そんな可愛いお願いをされたのは初めてだよ。
大丈夫、僕が居なくなったところで君の人生には何の影響も出ないはずさ。
人の出会いなんてそんな大したもんじゃない。


―――なんだか…お別れすること前提で話してしまって悪いけど、僕の場合またいつ転校することになるか分からないから…。
約束はできないかな。…ごめんよ。
■居なくならないで