やあ、○○。

(双眼鏡を覗きながら、返事の代わりにヒラヒラと片手を上げる貴女。)

失礼だなあ、片手間で挨拶するなよ…。
――何してるんだい?さっきからずっとグラウンドを見てるようだけど…。

(甘い吐息混じりの声で、夷澤の名を呟く貴女。)

…………。邪魔したね。

(喪部は心底不快そうに貴女の傍を離れていった。)
■双眼鏡を使って夷澤を遠くから見守ってる所を見られる