(ふと、街にある巨大な街頭ビジョンから、ブルーエンジェルのデュエル映像が流れてきた。
どうやら、生中継のようだ。

彼女はイベントに合わせて、サンタをイメージしたアバターになっている。

ブルーエンジェルにクリスマスを楽しむ余裕はあるんだろうか…
デュエル内容は頭に入ってこず、ブルーエンジェルへのお節介な考えだけが脳内を支配する)


(ボーッとしたままでいると、街の中が騒がしくなる。
どうやらブルーエンジェルのデュエル中継は終了したようで、その内容について話し合っているようだ。

盗み聞きしてしまったが、何でもクリスマスイブと当日は予定があるためにブルーエンジェルはいないとの事。

葵が過ごしたいと思う1日になるといいのだが…)


(デュエルディスクから無機質な着信音が鳴り始めた。
コール元はゴーストガール。
珍しいと思いながら通話を始めると、宙に浮いたディスプレイにゴーストガールと、
先程までブルーエンジェルとしてデュエルしていたはずのブルーガールが映った)

ゴ「こんばんは。元気だったかしら」

ブ「こんばんは」

(こ、こんばんは…
2人も元気そうでよかった)

ゴ「当然よ。明日と明後日はクリスマスなんだから、へばってられないわ」

ブ「△△、その…明日と明後日の予定が空いてるなら、
私達と一緒にどうかな?」

(特に予定は入っていないが…
先程のブルーエンジェルの言葉はこういう意味だったのか)

ブ「折角だから、ゴーストガールと△△と遊びたいなって…」

ゴ「そういう事なんだけど、貴女はどうかしら?」

(素敵なお誘い。私には勿体ないくらいだ…
二つ返事で了承した)

ブ「本当に!?ありがとう!」

ゴ「嬉しいわ。
明日の待ち合わせ場所はこれから送っておくから、21時に集合しましょう」

ブ「じゃあ、また明日!」

(通話が終わってすぐに、LINK VRAINSのマップにハートのアイコンが浮かび上がった。
これが、明日の待ち合わせ場所のようだ。
クリスマスに女子会なんて、ワクワクしてしまう)




約束の日だ…
▲ガールズ1