あ、僕2番…。
(キョロ、と窺うように巡った視線に 一郎が"3"と書かれた割りばしを掲げた)
>俺が3番だな。…俺の好きなところ3つだ。三郎、よろしくな?

っ…お任せください!!えっと、一兄の好きなところ……
>早く挙げろよ三郎っ
低能は黙ってろ!…えっと……まず、3つまで絞らないと行けないから…ん~~~……どうしようかな……
えっと…まず……一兄は聡明で、カリスマ性があって、智勇兼備、金声玉振、才徳兼備な立ち振る舞いにも関わらず現状に胡坐を掻く事はせず常に自己研鑽を惜しまない、一歩引いた謙虚さを持ち常に感謝の気持ちを忘れず弱者にも手を差し伸べる寛大なお心を持ち合わせ、しかしそれをひけらかす事など一切せずにむしろ僕たち…いや、人々に率先励行される事で太陽のように人々を明るく照らしてくれている……その姿は正に天照大神…しかし、一兄の一番の魅力は物凄く親しみやすく誰もが好意を抱いてしまう愛嬌があってやはり誰をも惹きつけてしまうその……。
ッハァ……ダメだ…僕にもっと語彙力があれば……一兄の魅力を完璧に表現出来るのに…。
>えーっと……さぶちゃん??もう十分だぞ…?3つどころか5つでも足りないぐらいになってるし…つか、好きなところの話だったよな??
>兄貴、もうちょっと待ってやってくれ。
三郎はいま、兄貴の魅力を再確認することで 兄貴の好きなところを厳選してる段階だから…。
>
ん…??ごめん、俺お前らがなに言ってるのかぜんっぜん分かんない。
分かりました、一兄。
では……1つ目、常に自己研鑽を惜しまないところ。2つ目、常に感謝の気持ちを忘れず謙虚なところ。3つ目、……とっても優しくて、
いつも僕たちの事を一番に考えてくれてる…ところ。>>
さ、三郎ぉぉぉぉおおおおおっ!!!!!(三人はしっかりとお互いを抱きしめ合った……カオスだ…。)