ほんとにな。
2年振りに会ったとは思えねぇよ。
………、
(一郎はふと遠くを見遣ると、なにか重要なことを切り出すかのように口を開いた…)

………なぁ、2年前の 俺が馬鹿みたく荒れてた時期あったろ。
誤解があったとは云え、二郎も三郎も 誰も俺に近づこうとしなかった時期だ。
…なんで、あの時お前はそばに居てくれたんだ?
怖いとか、嫌なやつだとか、そう思われても仕方が無ぇようなやつだったのに。
……お前だけは、ずっとそばに居て 話を聞いてくれた。
…お前が居たから、俺は独りじゃなかったんだ理由なんて、ほんとは何でも良いんだけど これだけはずっと前から言っておきたくてさ……
…ありがとな。…マジで、感謝してる。
……ん、それだけだ。悪ぃな、重い話して。
(どこか照れくさそうにふっと微笑んだ)
→
+ぜんぜん!むしろ、そばに居るくらいしか出来なくて…。