ほんとにな…。

っあぁ、そういや 前にもの整理してたら出て来たものがあってな…ちょっと待っててくれ。

(そう言うと一郎は一旦部屋を出て行った……程なくして戻って来ると、手の中に抱えたものをあなたに見せた)

これ。アルバムなんだが…ちょっと見てくれねぇか。

(あなたがアルバムを開くと、そこには幼い一郎とあなたが写った写真や 施設に居た頃の二人でいわゆる自撮りをした写真、
誰が撮ったのか二郎と三郎とあなたが一緒に眠っている写真、あなたと兄弟が全員で写った幼い写真などがあった……)

正直に言わせてもらうと、俺はこれを纏めた覚えは無ぇ。
だから、たぶんこれは二郎か三郎っ…いや、もしかしたら 二人が纏めたモンなんじゃねぇかと思う。

俺が施設を出た以降ぱったり写真が無くなってるから、きっと お前と写ってるのを纏めたかったんじゃねぇかな。

…これ見つけた時、ほんと懐かしくなって……無性に、お前に会いたくなった。

……なぁ、嫌だったら無理にとは言わねぇんだが…一緒に写真撮らねぇか?

+嫌なわけない!嬉しい、一緒に撮ろう!
+懐かしいね