(ふと街中で一郎を見掛けた…声を掛けようと近づくと、一郎の隣に紫煙を燻らすもう一つ影があることに気付く……)

>一郎お前よぉー…さっきから口開きゃそいつの話してるって自分で気付いてンのか?

えっ……そいつって、〇〇さんの話っすか…?

>そいつ以外に誰が居んだよ。そいつとやれこんな話しただ、こう思っただ、最後の方はなんだ…心臓が変な感じがしただぁ…?
ンなのは病院で治せるモンじゃねぇよテメェの問題だボケ。

なんだ、左馬刻さんちゃんと聞いてくれてんじゃないすか。空返事ばっかだからてっきり聞いてねぇのかと思いました。

>俺様を何だと思ってんだコラ。……あのな、自覚無ぇ内が一番怖ぇから言っとくがな…お前、……

(左馬刻と呼ばれる男の言葉がピタリと止まる…見ていると、彼の赤い目と目が合った……気がした)

>…いや、やっぱ何でも無ぇわ。これはテメェの問題だ、テメェでケリ付けろや。

いま絶対ぇなんか大事なこと言おうとしたじゃないすか……そうやって煙に巻くンだからなー…

>おー、これが大人のやり方ってやつだ。悔しかったらちったぁ真似してみろクソガキ。……、

(微かに口元でニヤリと微笑まれた気がする…)

&(取り込み中かな…話しかけて邪魔しちゃ悪いよね…)
&こ、こんにちは!
&街中で見かける