〇〇さん、

(断ってもしつこく付いて来るナンパ男に辟易していると、背後から聞き慣れた声が聞こえ 大きな背中が隠すように目の前に立った)

遅くなってすいません。
…で、このゴミ野郎は掃除しといて良いんですよね?

(憤慨する相手に一郎は気怠げにため息を吐いたかと思えば、こちらに振り向き にこりと微笑んだ)

すぐ終わりますんで、ちょっと耳塞いどいてください。
…大丈夫です、3分も掛からないんで。

(耳を塞いだのを見届けると、くるりと相手に向き直る…)




……さて、俺の女に手ぇ出したんだ。…分かってるよな?

塵も残さず消してやるよ。

(背後に巨大なスピーカーが降って来る……相手が悲鳴と共に宙を舞うのに、そう時間は掛からなかった)

&ありがとう一郎くん!助かったよー!
&絡まれる