良いも何も、俺は触られてる感覚が無いんで構わないっすよ。
たぶん〇〇さんにだけ見えてるモンだし……そこに座るんで、ご自由にどうぞ。
(傍らのベンチに一緒に座ると、あなたはさっそく手を伸ばす…
ブラシのような少しぽさぽさとした尻尾が、あなたの手にそっと収まった)
…俺に猫耳と尻尾が生えたように見えるのが〇〇さんで良かったですよ。
乱数とか左馬刻さん辺りは手ぇ叩いて笑うだろうから。
(なでなでと猫耳ごと頭を撫でるあなたの手に、一郎は気持ちよさそうに目を細める…)

……なんか、ほんとに猫になったみてぇ
〇〇さんに飼われンなら、幸せだろうな。