…ほんと、〇〇さんは優しいっすね。
人の手当てするのに、そんなにホッとした顔する人居ませんよ。

(しばらく歩くと小綺麗な建物が見えてきた…)

あれです、あそこ全部TDDの事務所として持ってて…いま開けますね。

(言いながら一枚のカードを取り出し、ドア横のパネルに翳す…"ガチャ"と開錠するような音が聞こえると、一郎の手がドアを開けた)

どうぞ。…って、別に俺の家でも何でもないんすけど……

結構ハイテクっすよね。変なやつが入り込むといけないからって、左馬刻さんが鍵とかカメラとか付けてくれて…
中は、各々が結構好き勝手やってる感じです。全体的なデザインは乱数がしてくれたんすけど、置くものは好きにやってっから統一感無くて…。

(続いて中に入ると、確かに ソファは落ち着いた色をしているが、置いてあるクッションなどは可愛らしいマカロンの形をしている…)

え、っと……ここ座ってください、いまお茶入れます。

(一郎の顔がうっすらと赤い…)

&大丈夫だよ、怪我だけ診せてもらいたいだけだから。あまり長居するのも悪いしね
&変なヤツ…あれ、私大丈夫かな。なんか不安になってきた
&安心した表情でついていく