(一郎はムッと唇を引き結んだ…)

……助けるのと、頼ることは違います。

〇〇さんを守ったのは俺が勝手にやったことですし、しかも その前に結局〇〇さんに助けられてますし…
一緒に居るのも、俺が好きでやってることで……俺はもっと〇〇さんに頼りにしてほしいです。

…どうしたら、もっと俺を……男として頼ってもらえるんすか。

(何処となくしゅんと垂れる耳としっぽが見える気がする…)

&ええっと…あの、男の人に頼るってどうしたらいいのか分からなくて…
&そんなことないよ。この前も守ってもらったし、一緒にいると元気になれるし…いっぱい助けてもらってるけどな