え……〇〇さん…?ちょっ…しっかりしてくださいッ!
(一郎はぐったりとしたあなたを抱き止め、焦った様子で繰り返し名前を呼んでいる…)
っ意識が戻らない…こういう時は、とにかく病院に連絡……あ、先生…寂雷さん今日午前は事務所に居るってッ…。
(ポケットからスマホを取り出し、即座に電話番号を呼び出した…)
…寂雷さんッ、俺です。
〇〇さんが、ぁ…俺の恩人なんですけど……ぐったりしてて、意識が無くて、俺…どうしたら、
……は、はいっ
分かりました。近くなんですぐ向かいます。
〇〇さんすいません、緊急事態なんで……
(意識の無いあなたをどこか慣れた様子で背負うと、気遣いながらも事務所に向かって駆け出した…)
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&事務所で目を覚ます