(いつも通り帰宅すると、家の前に人影が見えた…
警戒しながら近づくと、見知った顔がドア横に寄り掛かっている……)

っ…なんだ、普通に元気そうじゃねぇか。
ウチにも来ねぇし音沙汰ねぇから、何かあったのかと思ったぜ。

(言いながら一郎はそっと壁から身を離す…)

…じゃ、お前の顔も見れたし帰るわ。

無理はすんなよ。
…たまにはウチにも顔出せ、二郎と三郎が寂しがってっから。

またな。

(すれ違いざまにぽんぽんと頭を撫でられた)
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