あっ、

(なるほど…考えたな。
……けど、それぐらいで諦める俺じゃねぇ

この程度で俺を撒けると思ってんだったら、萬屋も甘く見られたモンだ。)

<一郎は即座に路地を抜け、あなたとは反対の道に逸れて行く…>

(素人はとにかく後ろを気にして角を曲がりたがる…高台を取って動向を見よう。
さすがにずっと走り続けるのは無理があるから、人が多いところで一旦息を整えるはず…

……っと、案の定だな。)




<足を止め、息を整えるあなたを見下ろし 一郎はちょうど上に掛かる橋を渡る…>

〇〇っ!いい加減、観念するんだな!!

<あなたが見上げた刹那、一郎はなんと橋からそのまま飛び降りた…!>

ッと……さて、逃げたワケを聞かせてもらおうじゃねぇか。ん…?

<難無く着地を決めて顔を上げると、すたすたと笑顔で歩み寄る……>

他に逃げ道がないか考える
途中でUターンして逃げる