っぶね…!!

(あなたの体が後ろに傾き、思わず閉じた目を開けた時には 目の前に焦ったような顔があった)

おっまえ……ッ…大丈夫か?

よかった、間に合って…っマジで、心臓止まるかと…。
……ははっ、ほら。手ぇ震えてんの。

(一郎の手は小刻みに震えている…)

なっさけねぇー…

けど、ほんと…お前が無事でよかったよ。
わざとじゃねぇから、気を付けろとしか言えねーけど…守れて本当によかった。

(確かめるようにあなたをぎゅっと抱きしめた)
追いかけようとして階段で躓く