………。

(一郎は薄く笑うと、無言であなたの両頬をむにりと抓った)

可笑しいなぁ…じゃあなんでお前は俺の部屋に居るんだ?不思議だよなぁ……
……嘘吐くのは良いけど、せめて目見て言えっつの…。

(軽くため息を吐く…)

……あのな、どんな理由にしろ お前は夜中男の部屋に忍び込んだってのは分かるよな?

もしも、…俺に何かされたら お前はどうするつもりだったんだ。

もし、寝惚けた俺が夢だとか思って……こうやって、

(言葉と共に、あなたの体は一郎のベッドにいとも簡単に押し倒された…)

押し倒されたりしたら、どうするつもりだったんだ…?
…逃げられないだろ?当たり前だよな、俺は男で お前は女だ。こんだけ体格差があって、逃げられる訳も無ぇ。

(押さえられた両手はまるでベッドに縫い付けられているかの様に動かせない…
あなたを見る一郎の目は、心なしかいつもより鋭く 何を考えているのか全く読めない……)

別の誰かと勘違いして押し倒したなら怒る…かな
夢でしたことあるの…?
い、一郎…?
記憶にございません