ったく……萬屋として依頼すれば良いと思ってんだろ?
そういう依頼は、本来受けねぇンだからな。

…ちょっと待ってろよ。

(一旦部屋に引っ込むと、何かを片手に持ってすぐに戻って来た)

ほら。
もちいちぬい(大)貸してやっから、これ抱きしめて寝ろ。

特別に俺の体温とにおい付きな。

じゃ、おやすみ。

(ぱたん。…腕の中のいちぬいは、一郎の言葉通りあたたかい)

すやぁ
萬屋の一郎さん、おやすませて?