ははっ!りょーかい!
じゃあ、言ってくな?
(一郎は指折り数えながらすらすらと言って行く…)
まず一つ目、俺を信頼してくれてるところ。
二つ目、俺を理解してくれてるところ。
三つ目、俺を理解して、ダチとしてそばに居てくれるところ。
四つ目、俺のことを好きだって言ってくれるところ。
五つ目、くだらねー事に付き合ってくれるところ。
六つ目、くだらねー事に巻き込んでくるところ。
七つ目、俺だけじゃなくて、二郎や三郎の事も気に掛けてくれるところ。
八つ目、人の痛みが分かる、優しい人間だってところ。
九つ目、「ありがとう」と「ごめんなさい」が言えるところ。
そんで、最後……一緒に笑い合える、最高のダチだってところ。
…以上っ!
本人を前にして言うと、ケッコー恥ずかしいな…。
(後ろ手で頭を掻き、照れ臭そうにはにかんだ)
私も全然出るけど…早く聞きたいから、一郎から言ってくれる?