…じゃあ、今度休みあったら 俺と…
>へぶしッ!
(ビク、とあなたと一郎の肩が竦む…どうやら、二郎がくしゃみをしたようだ……)
じ、二郎っ
そろそろ着くから起きろよ。ほら、三郎も起きろっ
>ん……ぁ…すみません、僕途中で眠ってしまって…っ何でくっ付いてんだよ二郎離れろッ
>んー?…あぁ、わり…お前子供体温であったけーからさー……
ここ曲がって……この先で良いんだよな?三郎。
>はいっ。目的地がここなので、車を停めるのはこの手前側で良さそうですね…
>テント張る場所考えたらもっと近くのが良いだろ。道具も重いし、移動は短い方が兄ちゃんも楽だよね?
そうだな……っあぁ、あそこにテント張って その下に停めれば良いんじゃねぇか?平地になってるし、ちょうど良さそうだ。
>指示は必要ですか?でしたら僕が降ります。
>俺も!荷物持って先に降りとくよっ
助かる。じゃあ〇〇、俺の反対方向を念のため見といてくれ。
(あなたが頷くと同時に、二郎と三郎が降りて行く…一郎はギアを切り替え、後方を見ながら ハンドルを細かく切る……)
……さっきの、考えといてくれよ
二人で、星見に行くってやつ。
…このまんま有耶無耶になったらヤだからさ、まぁー……今から見る訳だし、ちょっと日数開けて。
俺、また車出すから…な。
(隣を見ると、後方を見る一郎の横顔がライトに照らされ 心なしか赤く見える……無事駐車すると、ゆっくりとあなたに向き直った)
…さて、降りっか。持ってきた水筒とか忘れんなよ?
私も…見に行くなら一郎とがいいな。