あっ……と、とり……っく…ぉあ…とりー……

>ん~??さぶろぉ~?声が小さくてなに言ってっか分かんねぇぞぉ~?

っうるさい二郎!え、えっと……

(こちらに向き直り、三郎の片手がそっと差し出される…)

…トリックオア、トリート……です。

その…別に僕は、お菓子が欲しい訳ではないんですけど……みんなが楽しんでいるイベントを否定する事も無いと思うので…
お、お菓子……ください…。

>お菓子くれっ!

っ…ほんっとにお前は!!言い方を考えろよ!

(二郎への怒りなのか、それとも恥ずかしさなのか、三郎の顔は真っ赤だ…)
用意してたお菓子をチラ見せしながら期待を込めた目で見つめる