(あなたの頭をそっと一郎の手が撫でた…)
…そういう時って、あるよな。
後ろ向きなことなんだろうけど、そう思うことは 俺はそう悪いことじゃねぇと思う。
生きてる以上、憂鬱になったり、寂しくなったり、消えたくなる時だって 人間誰しもあるモンだ。
…生きるってことは、そういう事とも付き合って行くってことだし 同時に人間らしいところでもあるンじゃねぇかなって思うぜ。
……ただ、もちろん 俺はお前に消えてほしくないからな?
お前にとって 俺が俺しか居ねぇように、俺にとっても お前はお前しか居ねぇんだ。
(ぽんぽんと優しく頭を叩かれた)
時々無性に消えたくなる