はぁーー………

<一郎は頭を抱えている…>

(そりゃ本人の居ない時にしろって言ったけど……窓開いてるせいで外に思いっきり聞こえてんだが…。

……これどんな顔して帰りゃ良いんだよ…あー、新刊買って来たってのに、俺いつもどんな顔して帰って来てたっけ…?
あいつらが俺をそんな風に思ってくれてたとはな……。)

<一郎の顔がまた徐々に赤くなって行く…>

(最後まで聞くんじゃなかった…っつか、あれが定期的に開催されるってマジか…?
そりゃ俺も推しの魅力プレゼン大会みてぇなのはしたことあるし、語りたい気持ちも分かるけど……いざ自分が言われっとこんなにっ…。

……あーマジどんな顔して帰りゃ良いんだっつの…!)
扉の向こうでは…