別に構わねぇが……子どもみてぇなこと言うな…。
(やれやれという様子の一郎とは正反対に、二郎は俄然ノリ気のようだ…)
>良いじゃんそれ!年越しの瞬間地球に居なかったってやつやろうよ!!
>……一兄と〇〇さんがそう言うなら…。
(三郎はあまりノリ気ではないらしい…)
まぁまぁ、考えてみりゃ今までそういうのやったこと無ぇし モノは試しって言うだろ?
年越しにしか出来ねぇことだし、みんなでやってみようぜ。
>そうだぜ!年に一度しか出来ねぇんだからな!ほらっ、あとちょっとで年越しだって!!
>…じゃあ、一兄 こちらに来てくださいませんか?
あぁ、良いけど…何かするつもりなのか?
>はいっ。どうせだったら、みんなで手繋いだらどうかなって…。
>おぉ!良いじゃん良いじゃん!!じゃ、兄ちゃん真ん中にして…〇〇さんは兄ちゃんと手繋いで!
分かった分かったっ
…ほら、手。
(差し出された大きな手をぎゅっと握った)
>そんで、兄ちゃんの反対の手は俺で…
>ッふざけるな!!どうして何の選定も無しにお前になるんだ?!そういう時こそジャンケンで決めるべきだろっ!
ちゃんとジャンケンで決めるのは良いが……ちょっとの事を、どうしてあいつらは争うんだろうな…。
(壮絶なジャンケンが繰り広げられている……その間、ずっと繋がれている手が少し汗ばんで来ている気がする…)
年越しの瞬間みんなでジャンプしよう