なんだ、せっかくの願い事なのに自分の事じゃなくて良いのか?
ウチのために使ってくれてありがてぇけどさっ

…で、そういう俺はー……じゃーんっ、これだ!

(掲げられた短冊には、大きな字で"世界平和"と書いてある…)

やっぱり平和が一番!ってな。

(……と、ふいに一郎の顔に影が掛かる)




…いまヒプノシスマイクで争ってる俺が言うのもなんだけど、争いはやれば必ず誰かが傷つくモンだから

……誰も傷つかずに世界を変える方法が、あれば良いんだけどな。




…なんて、せっかくの七夕だってのに何しみったれたこと言ってんだってな。
じゃ、さっそく飾ろうぜ!ほら、お前の短冊も上に吊るしてやる。

二郎と三郎が帰って来たら、二人にも願いごと訊いて吊るしてみっか!
山田家に幸あれ!