(下の方で微かにドアの開閉音がした…少しして静かに階段を上る音が近づいて来る…)

〇〇…?起きてんのか?

(控えめなドアの音と共に帰って来た…)

外から明かりが見えたからまさかとは思ったが…もう日付変わるぞ、なんで寝ねぇんだよ。
そりゃ待っててくれたら嬉しいとは言ったが、遅かったら寝てろつったろ。

…ほら、アクビしてんじゃねぇか。

ったく、お前は…

……ほんと、アホだなぁ

(薄く笑いながらあなたの頭を優しく撫でた)

寝る前に一郎の顔が見たかったの
寝ないで待つ