(イケブクロの街を歩いていると、ふと見慣れた姿を見掛け あなたは声を掛けようと片手を上げる…)

良ければそれ持ちますよ、貸してください。

>え?悪いわよ、街を案内してくれてるだけでもありがたいのに…

(…も、すぐに一郎の隣を歩いている女性に気が付いた。
胸元が大きく開いたドレスのようなものを身に纏い、肩に羽織った真っ青な色の革のジャケットがよく似合う、艶やかな女性だ…)

俺がやりたいだけっすから、気にしないでください。
アミリアさんも手が空いた方が見やすいでしょうし…

>…なら、お任せしちゃおうかしら。
ふふっ…一郎くんはほんとにしっかりしてるわね、街の人に愛されているのも分かるわ。

いえ、そんなっ…俺なんてまだまだです。
それに、俺一人の力じゃないので……二郎や三郎、そばに居てくれるダチに支えてもらって 今の俺が居ますから。

>そんなに謙遜しなくても良いのに…。
ねぇ、これは私のただの興味なんだけど……その"ダチ"って、女の子?

へっ?…お、…別に女の子だけじゃないっすよ!ダチにあんまり性別は関係ねぇっつかッ…

>あら、そんなことは無いんじゃない?友情から恋愛に発展するのは良くあることよ?

っ…アミリアさん、もしかして面白がってません…?

(顔を赤くする一郎に、"アミリア"と呼ばれる女性は楽しそうにくすくすと笑みを零す……その二人の姿は心なしか、絵になるようにも見える…)

その場から黙って立ち去る
女の人と一緒に居るところを目撃する