あいつらが家に居る日は、必ず一回はしてる気ぃすんな…。

(言ったそばから、言い合いをする声が聞こえて来る…)

>あぁ!?てめぇ三郎…今日という今日は勘弁ならねぇ表出ろやッ!
>これだから低能は…知能が低いだけじゃなくて、すぐに手が出るから始末に負えないなぁ?!

ったく、まーたやってやがる…悪ぃな、ちっと耳塞いでてくれ。すぐに黙らすからよ。

(言われた通り耳を塞ぐあなた…瞬間、一郎がドンッと隣の壁を叩いた)

うるっせぇんだよッ!!!
兄弟仲良くしろって俺に何度言わりゃ気が済むんだ!?次やったらこれで済まさねぇかんな!

>ご、ごめんなさい兄ちゃん…!
>すみません一兄…!ついカッとなってしまって申し訳ありませんでした!!

はぁ……すまねぇな、これで暫くは大丈夫だ。

(耳を塞いでいた手を取った…しっかりと塞いでいたが、物凄い声だった…。)

あと数時間もしたらどうせまた始まるだろうから、そん時はゲンコだな。
悪ぃな、見苦しいとこ見しちまって…
壁ドン