……何だよ、それ

勘違いするようなやつなんか居ねぇって、…分かってンだろ。

(そのまま、あなたの目を見つめ ゆっくりと上体を下ろすように顔が近づく…)


………悪い、

(あと少しで唇が触れる、というところで 動きが止まった…)

…なんか、俺……可笑しいよな。……頭、冷やして来るわ

…ごめんな。

(何とも言えない表情を浮かべると、一郎は足早に部屋を出て行ってしまった…あなたの両手首には、微かに赤い色が浮かんでいる…)
別の誰かと勘違いして押し倒したなら怒る…かな