(一郎の首筋に手を当てると、ビクッと肩が竦んだ)

ッ…!めてェー……

えぇ…?なんっ…いまのお前の手か?
マジかよ、氷か何かかと思った…すっげー冷てぇ……当てられたとこ何かジンジンする…。

…手、貸してみろ。

(言葉と共に両手を取られると、大きな手ごと一郎のジャケットのポケットに突っ込まれた)

ほら、あったかいだろ?俺体温高ぇからちょっと分けてやるよ。

(じんわりと一郎の体温が伝わって来る…)

怒らない所かあたためてくれるとかこんなん惚れるやん…
冷たい手攻撃!