置いてったことは否定しねぇ…が、それは早くスケートに慣れてお前を助けてやらねぇとって思ったからだ。
お前の補助も出来ねぇのに一緒に滑ったって、俺が足引っ張るだけだし。

(ちら、と 既に退散しようとしているナンパ男の背中を見遣る…)

…ってことで、もう一人じゃねぇよな。

ほら、手。
あんなんより、俺が良いだろ?

(既にコツを掴んだらしく、手を差し出される…)
先に置いてったのは一郎の方でしょ??