んっ……さんきゅ。

(もさもさ。)

……あ、

(親鳥のように何度か一郎の口にミカンを入れ…)

…うん、おかげさまで後ちょっとで終わるな。

(カタカタ…カタカタカタカタ………

……ターンっ!)

うっし、終わったー!
ありがとな、今日中に終わらせたかったんで助かったわ。

仕事中は適度な甘みが欲しくなっからさー……

(言いながらミカンの籠をずるずると手元に引き寄せ、だらりと横になると 一郎もコタツムリになった…)

……はい、あーん。
…お返しっ

(剥いたミカンを差し出される…)

あーんっ
任せて!(むきむき)はい、あーん