(さっそく上がらせてもらうと直ぐに、ソファに横になり眠っている一郎の姿が目に入る。
起こさないよう程々の距離に腰を下ろし、あなたは静かに過ごすことにした…

…辺りには穏やかな寝息だけが響く……が、覗き見た一郎の顔にはうっすらと隈が出ている……)

ぅ……んぅ………

(身じろいだ拍子に、ソファから腕が滑り落ちる…何だか窮屈そうだ…。)

私に持ち上げられるだけの腕力があればなぁ…(だらりと落ちた腕を元に戻し、隈を指先でなぞる)
うーん…ソファだとやっぱり狭いよな…かと言って床は…運ぶのは無理だし
一郎を起こさないよう静かに過ごす