(一郎はふっと微笑んだ…)

まさか、口説き返されるなんて思わなかった。

…けど、

(ゆっくりと手を伸ばし、優しく頬を撫ぜられる…)

今日だけは、口説かれてやるよ。
こんだけ、月が綺麗だしな。
一郎と見る月が一番綺麗だと思ってるよ