(ちょっとしたことで一郎と言い合いに発展してしまった…一郎は軽くため息を吐くと、あなたにくるりと背を向ける…)

このままじゃ埒が明かねぇな……俺はちっと外に出て来る。

お前も少し頭を冷やせ。
…お互い、頭に血が上って伝えたいことがぼやけて来てンだ。

俺もお前も、こんなことを言いたい訳じゃねぇ……一旦、時間を置こうぜ。

(部屋のドアノブに手を掛けると、あなたに背を向けたまま 口を開いた…)

…頼むから、……このまま俺から離れて行くなんて真似…しないでくれよ。

お前までそうなったら、俺は……

(何かを呟くと、一郎はドアの前で俯いてしまった…)

…ごめんね。絶対離れたりしないから、仲直りしよう。
一郎とケンカする