えっ…これ、兄ちゃんと三郎がくれた綺麗な石じゃねぇか!!どこにあったんだ?!

(すぐに石を拾い上げ、光に透かすように眺める…次いで、わしゃわしゃとあなたの頭を嬉しそうに撫でた)

>俺と三郎が、って…サファイアの石のことか?
>サファイア?一兄、二郎にサファイアなんてやったんですか?
>ああ、サファイアって言っても等級があるからそんな高級なモンじゃねぇけど…三郎はまだミルク飲んでる頃だったから、覚えてねぇかもしんねぇな…。

俺すっっっっっげぇ嬉しかったんだ!!!
俺、マジであん時今まで見た物の中でこれが一番綺麗だって思ったし!ほんっと嬉しくて!!…だから、お守りみたくいつも持ち歩いてたんだけど……

>案の定失くしたってことか。する事が低能らしいな…
>ま、まぁ家の中で良かったじゃねぇか。俺も家で失くしたワケだし……

…うん、やっぱり全く一緒のモンだな。けど、どこにあったんだ…?俺すっげぇ探したけど何処にも無くて、半分諦めてたのに…。

(見上げるあなたの頭をまたわしゃわしゃと二郎の手が優しく撫でる…)

マジでサンキューな、ルナっ
お前のおかげで可愛かった頃の三郎をまた思い出せたぜ。

>張っ倒されたいのか低能。
>って言ってる間にまたルナが居ねぇンだが…。

(今度はまたそれを銜え、てとてとと戻ると三郎の前にぽとりと落とす……瞬間、三郎はボッと赤い顔をしてそれを慌てて拾い上げた)

な、なんでお前がこれを持ってるんだよ!?
バレンタインプレゼントを渡す2