…あいつが、あいつなりに もっと色んな人と関わって、経験を積んだ姿を見てみたかったな。

武器としてだけじゃない、あいつなりのラップを聴いてみたかった。
そしたら…ラップの楽しさも、くだらねぇって吐き捨てた人との絆も、人のあたたかみだって知れたかもしれねぇ。

……一人の強さ、か。

"気持ちが分かる"ってのは、あいつには酷なのかもしんねぇけど

(一郎は何かを思うように遠い目をしている…)
ゴースト