(あなたが目を覚ますと、ぼんやりと目の前に人影が見えた…)

あ、起きた。…あんた、大丈夫か?
何でこんなところに居ンのか知らねぇけど、早く家に帰った方が良いぜ。

ここも安全じゃないし。

(見ると、暗い路地裏らしき場所で周りには男が数人倒れている…彼が助けてくれたのだろうか…)

これ?俺がマイクでぶっ倒したやつだけど…覚えてないのか?
さっきあんたこいつらに絡まれてて、俺が間に入っただろ。

……もしかして、マイクの影響を受けたとか…?

…先生ンとこに連れてくか…?
いや、けど…どこの誰だかも知らねぇし…中王区側の人間だってこともあり得るし…。

………俺が半端に入った責任もあるか…。


(一人で何やらぶつぶつと呟いている…)

…とりあえず、これ…俺の名刺。
あんた何かボーっとしてるし、困ったことがあったらここに連絡しろよ。

俺、萬屋ヤマダって萬屋の仕事してんだ。
まだ始めたばっかだし、もちろん金は取るけど…まぁ、相談には乗ってやる。

…あと、特に見たところ外傷は無ぇけど…病院には行っとけよ。

それじゃ、こいつらが目ぇ覚まさない内にとっととお家に帰りな。

(あっさりと踵を返し去って行った)

名刺の番号に連絡してみる
エイプリルフール