あ、あぁ……。

(驚いたような顔で一郎は頷いた…)

…悪い、却って心配掛けた……か?
絡まれるのには慣れてるし、こんぐらいのケガなら慣れてっからさ…つい……

だけど、そうだな……自分を大切にしてないってのは、その通りかもしれねぇ。

無理してるって訳でも無いんだが、自分の事となるとこう…後回しにしてる部分は、ある……かも…?

(どこか気まずそうに赤くなった頬を擦っている…)
ほっときたくないし、そんなことじゃない。一郎が自分を大切にしない分大切にさせて欲しい