(刹那、勢いよく抱き寄せられた。…一郎の顔は見えないものの、廻された腕はやはりカタカタと震えている)

…そんな冗談、やめろよ

洒落になってねぇンだよ、バカ。
…もっと、洒落で済むような……お前が居なくなったら、俺はッ…

(ぎゅっと強く抱き竦められる…)

……バカ。…あほ。
ご、ごめんね一郎!ほらっこれ血のりだから!!じょ、冗談でしたー!!!