こっくりさんか…そういえば一回もやったこと無ぇな……

いい機会だし、やってみっか。
えーっと……「こっくりさん やり方」と…。

(さっそくノートパソコンで検索している…)

おっ、出て来た。

えー、まず十円玉を一枚用意し…白い紙の上部真ん中に赤いペンで鳥居を描きます。
それを挟むように左右それぞれ黒いペンで"はい" "いいえ"の文字を書き…その下に五十音表と、その下に数字……意外と手間掛かんだな…。

白い紙、白い紙…コピー用紙で良いか。
上部真ん中に赤いペンで鳥居を描いて…黒いペンではい、いいえ……そんで五十音表と数字な…。

……あかさたー…良いのか、な行抜かしそうになった。

(手早く書いて行く…)

………出来た。そんで、こっくりさんをやる注意点な…。

えー…まず最初に、こっくりさんは一種の降霊術であるため 遊び半分で行わないでください…
おい、遊び半分でやるなって書いてあんじゃねぇか。……本気でやりゃ良いのかな

何があっても硬貨から指を離さないこと、終わる時にはこっくりさんに帰って頂くようにお願いし 硬貨が鳥居に戻らない場合も根気よくお願いする……

(こっくりさんの注意点が続く…)

なんか色々あんだな…まぁ、それもそうか。
一種の降霊術で "こっくりさん"もいわゆる霊の類な訳だし、それをわざわざ呼び出すんだから最低限の礼儀は弁えないとな。

…ってことで、やってみるか?

(一郎は財布から十円玉を取り出し、鳥居の上に置いた…)

今のうちに質問考えとけよ。
俺は特に無ぇけど……準備が出来たら指置いて、"例の文句"を言わないといけねぇからな。

こっくりさんこっくりさん、どうぞおいでください!
こっくりさんやろう