っ……もう大丈夫だ。
俺が居るから、安心しろ。

(ぎゅっとあなたを抱きしめると、鋭い目付きで辺りを見回す…)

怪しいやつの姿は見えねぇな…。

…とりあえず、しばらくウチに泊まって様子見とけ。何かあってからじゃ遅ぇ。
……大丈夫だ、俺が何とかしてやる。


(小さな声で耳打ちすると、あなたの目元を袖でそっと拭った)




ほーらっ、分かったら泣き止めって。…手ぇ繋いでやっからさ

(言葉と共に大きな手を差し出される…)

泣きながら一郎の手を握る
こ、怖かった…(ボロボロと涙を流して抱きつく)