(神社の前に横一列になったところで、一郎はあなたに振り向く…)
願い事はもう決まってんのか?…いや、もちろん言わなくて良いけどさ。
よく考えたら俺が決まってねぇなと思って……んー………や、とりあえずお参りすっか。
…二礼二拍手一礼、な。
(みんなで深く二礼し、二回手を打ち、手を合わせて願い事をする……最後に、深く一礼し 顔を上げた…)
………、
(二郎と三郎とあなたは既に顔を上げているものの、一郎はまだ手を合わせ目を閉じている……)
……っ、悪い。待たせたな。じゃ、おみくじ引こうぜ。
>俺が一番先に引く!
>ハッ…これだから二郎は……17にもなって恥ずかしくっ…
>バっカだなぁお前!今この瞬間にもおみくじの結果は刻々と変わってんだよ!いま引いたら大吉だったのが数秒後は末吉とかになってかもだろ!!
>……低能の言うことは全くもって意味が分からない…。
(二郎と三郎はギャーギャー言いながら先に授与所に競うように走って行ってしまった……)
あ。…ったく……ケンカすんなって言ってんのに…。
(一郎は眉を下げ軽く息を吐くと、あなたと一緒にゆっくりとそちらに向かう…)
お参りしよう!