…じゃあ、その初めてに俺を選んでくれたって訳だ。

ありがとな。
選ばれたからには、あんたの思い出になるような一時にしてみせるぜ。

(ちょうどお酒とコーラが運ばれて来た。一郎は慣れた様子で栓を抜くと、グラスに注ぐ…細かな泡が綺麗にグラスに浮いている……)

…乾杯。

(カンッ、と透き通る音が鳴る…)

……どうだ?俺の接客…なんか、変なところ無ぇ…?

(小声であなたに耳打ちした)

全然変じゃないよ。さすが一郎…かっこよすぎて指名いっぱいきちゃうね…
ううん、今日が初めてだよ。一度行ってみたいとは思ってて、今日ようやく…って感じ!