じゃ、悪ぃけどちょっと30分ぐらい出ててなー…
(インカムを付けた一郎にそう言ってドアを閉められてしまった…仕方が無いので、あなたはジッと部屋の前で待つことにする……)
…………。
(しばらく中で微かに話し声が響いていたが、小さく椅子の軋む音と共に こちらに足音が近づく…)

っなんだ、ずっと待ってたのか?健気なやつだなぁ、お前は…。
ほら、…おいで。
(軽く息を吐きながら、あなたをそっと抱き上げた)
ごめんな、部屋から閉め出しちまって…退屈だったろ?
仕事の話だったから、お前がカメラに映り込んじまうとさ……それに、お前が居るとどうしても和じまって仕事に身が入らなくて…。
…かわいいなぁ、お前は……ほんっと癒される……
(ぎゅっと抱きしめ、あなたの毛に顔を埋めている…)