…ごめんな、やっぱり嫌だよな…。
すぐ終わるから、ちょっとだけ我慢してくれるか?

(キャリーの上からそっとあなたを撫で、一郎は揺らさぬようにゆっくりとキャリーを持ち上げた)

じゃあ、行くぞ。

…大丈夫だ、俺が付いてるから。

(安心させるように覗き込み、さっそくクリニックへと向かった…)

♪みぃみぃと心細気に鳴く
♪耳をぺしょんとさせておとなしくキャリーケースに入る