わ、悪いっ…別に意地悪してる訳じゃなくて………ッて待て、お前……もしかして、ルナ…なのか?

(頷くあなたに一郎は信じられないという顔で目を瞬かせるも、ため息混じりに口を開く…)

…正直ありえねぇって思うけど、その方が色々合点が行くんだよな……

連れ込んだりした記憶が無いのにこの場にお前が居ることとか、逆にこの場に猫のルナが居ないこととか、
お前にマジでくっ付いてる猫耳と尻尾とか……それに、何よりもお前が嘘吐いてるなんて様子が微塵も無ぇ。

俺も伊達に萬屋やってねぇから、人を見る目は有るつもりだが…確かに、お前はルナに顔がそっくりだ。

…もし人間になったら、ルナはほんとにこんな見た目だろうなって思う。

(言いながら一郎は柔らかく微笑み、あなたの頭を優しく撫でる…)

♪いちろー元気ない?私のお腹撫でる?肉球触る?
♪痛っ…どうして意地悪するの…?いちろーは私のこと忘れちゃったの?