わっ…ルナ?どうしたんだ…?

(自分の後ろに隠れたあなたを覗き込み、三郎は首を傾げる…)

>俺が叱ったんだ。机の上に乗って、物を落としたからな。

それはっ…ルナ、お前が悪い。

それは擁護しようにも出来ないよ…
猫だから机に乗りたいのは理解出来るし、物を落としたくなるのもある程度習性としてあるのかもしれないけど…。

>うんうん…そうだぞ、ルナ。

(三郎の言葉に、一郎は腕を組み頷いている…)

ルナ、一兄はお前を悪者にしたくないから言ってるんだ。

それをこのままにしていたら、きっと他のところにも乗って 物を落としたりするだろ?
そうしたら、物が壊れたりするだけじゃなく 僕たちはすごく悲しいし、物によってはそれを買い替えたりしなきゃいけなくなる。

お前がもし今回のことを繰り返すと、僕たちはルナのことを悪い子なのかもって思うんだ。

それは、すごく悲しいし嫌なことなんだぞ。
僕たちはルナが賢くていい子なんだって知ってる。…けど、それを疑わなきゃいけなくなるのは……すごく嫌だ。

一兄も、僕も、二郎も…家族として、ルナを信じてるから。

…分かってくれた?ルナ。
♪三郎の後ろに隠れる