おいで、一緒に一兄を待とうなっ

(三郎はさっそく勉強道具一式を持って来ると、リビングで勉強を始める…)

…みんな、勉強したくなーいなんて言うけど 勉強は学生の本分なのになに言ってんだろうね。

そもそも学校は遊ぶところじゃないし、"こんな公式覚えたって将来役に立たない"なんて言ってるやつも居るけど…
そんなの、勉強しないことを正当化したいだけの 下らない言い訳に過ぎないよ。

勉強を、ただ公式を覚えたり 試験に向けて暗記しなきゃいけないものって思ってる限り、バカに幾ら教えたところで微塵も理解出来ない。

大事なのは覚えるってことじゃなくて、勉強を通していかに自己を洗練して行くかってことさ。

(話しながらもペンは全く止まらない…)

勉強の大切さは、文豪である太宰治だって疾うに言ってる。
「覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ」ってね。

…まぁ、こんなこと 二郎も含めて、学校の人間に言ったところで到底理解出来ないんだろうけど…。

……ごめん、それはお前も一緒だよな
突然ぶつぶつ言い出して、なに言ってんだって思っただろ。…ただの独り言だから、気にするなよ

(自嘲気味に微笑すると、あなたを優しくなでなでと撫でる…)

♪三郎にすり寄る
♪三郎に着いて行く