……悪い、なんて言えば良いんだか…。

(一郎は戸惑いを隠せない様子で口を開いた…)

正直に言わせてくれ。…俺は、君がどこの誰だか分からない。

俺は年齢的にまだ酒は飲めねぇから、酔って連れ込んだとかも無ぇし…どっかで会ってたら悪ぃけど、俺自身 少なくとも君に見覚えが無い。
…だから、その……俺が言ったとかだったら申し訳ねぇんだが、その猫耳と尻尾も取ってもらって全然構わねぇし…。

(困ったようにガシガシと頭を掻くと、ふっと周りを見回す…)

つか、猫と言やルナはどこに……昨日は一緒に寝たはずなんだが、…二郎か三郎の部屋にでも行ったのかな…。
っあぁ、ちょうどあんたの付けてる猫耳と尻尾みたいな猫を飼ってて……どこ行ったんだ…?

♪はーい?(尻尾を揺らす)
♪一郎にすり寄る
♪ふにゃ~ぁ。…いちろー?どしたの、へんなかお。