ルナっ!よかった……一体どこ行ってたんだ…?
(一郎は心底安堵の表情を浮かべる…)
ほら、おいで。
二郎も三郎も心配してる…家に帰ろう。
(塀の上に居るあなたに向かって手を伸ばす一郎の腕に飛び込むと、しっかりと受け止められた…)
ごめんな、すぐに見つけてやれなくて……けど、よく戻って来れたな…。
ここら辺も俺たちでずい分探したし、足の汚れ方とか見ても 相当遠くに行ったんじゃないか?
猫だし、匂いとかで分かったのかなぁ……でもまぁ、何はともあれ お前が無事に戻って来てくれてほんとによかった。
外に出たい気持ちも分かるけど、外は危険がいっぱいだからな…。
(なでなでと優しく頭を撫でられる…あなたが礼を言おうと振り向いても、もうそこには猫の子一匹居なかった…。)
♪にゃーん!(ここだよー!)